Aug 25, 2013

kids













どんなに怒鳴っても、
ああもういやだいやだもうお母さん辞めたいって思っても
こどもの寝る顔はどうしてこんなにも優しさが詰まってるの。

丸いほっぺは更に丸々とまあるく、
つきたてこねたてのお餅みたいにふくふくして、
微かな寝息は温かく湿って小動物の匂い、
安心しきって、今日一日の太陽や風や喜怒哀楽をぐうぐう消化している。

ずるい、と思う。
あなたたちはただ昼、夜、こてんと寝るだけで、
キラキラとした未来や、
これこそが無償の愛、という泣きたいような気持ちや、
安心や幸せや温かさといった言葉では、
到底説明しきれないなにかを、
与えてしまうんだから。