ヨウケル舎さんでの個展がはじまり4日が経ちました。
幼稚園の用事なども重なり、変則的にしかお店に居られないのですが
ほんの少しの在店中にも、たくさんの方とお話しできて元気を貰っています。
今回の展示では私家版の絵本を制作しました。
しかも手製本。すっごく久しぶりです。
「静物ぶつぶつ」以来ですので、4、5年ぶり?
切ったり貼ったり塗ったり縫ったり
毎日楽しく手を動かしています。
そんな絵本「あかるいところ」がどのように作られているのか
ご紹介してみようと思います。興味ある人いるかな。いないかな。
分かりませんが、手製本などに興味がある方はご覧下さい。
1紙を揃える。
中身の紙、台紙、表紙、はさみこむトレーシングペーパー
実際は台紙に色を塗ることにしたので、白くペイントした板紙を使っています。
2のり付け
揃えた紙を糊付します。
製本用ののり、両面テープ、いろいろあると思いますが
今回は後から糸でかがるので粘着力は弱いですが手軽なスティックのりです。
(実際の和綴じは半紙で作ったこよりで仮綴じをするそうです)
3目打ちをする
糸で綴じるための穴をあけます。
穴の位置を印刷した紙を上にのせて、キリでぎゅっぎゅっと。
↑こんな感じです。
4縫う
なみ縫いの要領で縫っていきます。
どんどん縫って…
折り返して帰ってきます。
糸端を処理します。(詳しい処理の方法は説明しづらいので端折ります)
飾り縫いをします。
5端を裁断する
紙の左右、地をカットして揃えます。
以上です。
細かい部分は飛ばしていますが
概ねこのようにして作られています。
今回の製本は基本的には和綴じのアレンジです。
参考文献は山崎曜さんの本たち。
足元にも及びませんが学生の頃から好きで、本を眺めては作った気持ちになっています。
絵本と言うよりは画集に近い
一見カレンダー?というような不思議な本です。
ふわっと窓から風が吹いてきたら
ゆらゆらなびいた白いカーテンのような本にしたくて
このような作りになりました。
是非お手にとってご覧下さい。
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