Jan 27, 2015

days in January

日々のこと。

ここ最近見た中で一番素晴らしかった絵本は
モーリス・センダックの「ムーン・ジャンパー」です。
ジャニス・メイ・ユードリーという作家の言葉に
センダックが絵を描いたもので谷川俊太郎訳。
本屋さんで見て「ほー」っと思わずため息をつき、
数日後か数週間後にとうとう我慢できず手に入れて
家でも何度も何度も開きました。

この絵本の素晴らしいところは、詩のような文章と抑えた色でありながら、
うちの小さな姉妹も夢中になって「もういっかい!」「もういっかい!」と言う。
登場する子どもたちが生き生きして子どもそのものだから?
怪しい月明かりのせいか、ところどころの子ども心をくすぐる言葉遣いかな。

日当りの良いソファの下で開いても
もう日が落ちてから赤い電球の下で開いても
それぞれに美しくて、怪しくて、やっぱり美しい。







最近になって絵を描いている時も音楽を聴くことができるようになりました。
本当に集中すると全く耳に入っていないので、聴いていると言うのか分からないけど
なんとなく、気分とか、リズムとかを作るのにはいいなと思えるようになった。
Rachael Daddはなにかで紹介されていて、myspaceかどこかで視聴して
あーこれは好きだなーっと思って通販したらやっぱり好きだった人。
この前深夜の制作時間にふと動画を見始めたら、
at Rachael's houseというシリーズがなんとも気持ちよくて
心は…どこだろう分からないけど…ヨーロッパの空の下。







風が強い夕方にふと思い立って娘たちと凧揚げに行きました。
同じ考えの人はたくさんいて、いろんなキャラクターのカイトを上げる子どもが大勢。
でも私たちが持っているのは夫がヴィレッジヴァンガードで買ってきた小さな小さな凧、
走っても走っても高くは上がらないし、
段々ただ走っていることが面白くなってきて、
3人でゲラゲラ笑いながら凧を引きずって走り回りました。あぁ面白かった。







Jan 8, 2015

2015






明けましておめでとうございます。
(というには少し遅いですが…)

年始に奈良に帰っていました。
おみくじでは大吉を引いたのに書いてあることは辛辣でした。
お天気の良い日に行った大きな公園には古墳群があり、
それらは古墳と言ってもただの小高い丘なのですが、
古墳のふもとのテーブルでお弁当を食べ、
古墳の勾配で落ち葉をまき散らして遊び
古墳の上でタンポポが咲いているのを見つけました。
奈良っていいとこね。

今年もいそがしく、
子どもの後を追いかけ
絵を描き
台所に立つのだと思います。
一歩一歩前に進んでゆけますように。