Dec 29, 2014

2014 AW Collection



ぐちゃぐちゃ



顔を見つけた



顔、顔、顔、顔



輪郭を見つけた



足が出た



手が出た



踊ろう




良いお年を☆





Dec 27, 2014

ケンゲキ!「銀河鉄道の夜」

今年は宮沢賢治について沢山考えた一年でした。
春にウタカタカフェで「ポラーノの広場」を題材にして個展を開いた事をキッカケに
silent music企画展「銀河鉄道の夜から聴こえてくるもの」にお誘いいただきました。
そしてもう一つ、途中間が空いたりして結局半年程お待たせしてしまったのですが
「銀河鉄道の夜」の舞台の絵を、ひっそりこっそり描いていました。

役者の藤谷みきさんがウタカタカフェの絵を見て下さり、
演出家さんへのプレゼントとしてご依頼を受けました。
その後実際に舞台を拝見して、
(それは実は私にとってはほぼ初めての舞台観劇だったのですが)
衣装も、美術も、もちろん演劇も演者さんも素晴らしくて
青い、蒼い、美しい舞台や
演者さんそれぞれの立ち姿や表情や細かな仕草など
頭に焼き付いたのでした。

北海道公演での劇場で、
その年で一番素晴らしかった公演に与えられる賞も受賞されたそうです。


ケンゲキ!宮沢賢治と演劇のHP
藤谷みきさんのブログ


はじめ、いろいろな構図や情景を考えましたが
最終的には舞台の上の出来事をそのまま絵にした形になりました。
照明や小道具の一つ一つまで本当に美しかったんです。
もうそのままでいいんじゃないかと。



絵を購入していただいても
お手元に届く姿はあまり見ることがありません。
実際に絵を手にした皆さんの様子を教えていただいてとても嬉しかったです。
月並みですが、絵を描いていて良かったなぁと心から思う瞬間でした。







Dec 15, 2014

almost coming








気がつけば秋の個展を終えてからほぼ二ヶ月、
前回のブログ更新からひと月半ほど経っていました。
気がつけば師走も師走、あと2週間と少しでお正月。あれまあ。


この2ヶ月は長女の運動会にお遊戯会、
次女の幼稚園面接など娘のイベントごとが続き、
尚かつ長女の園のことで少し心配事があったり
夫は仕事が立て込んでいたりしたので、
すっかり娘とべったりで母業に勤しむ日々でした。

ぽつぽつ絵を描かせてもらったり、
絵本のお話をうんうん考えたりもしていました。
そのうちウェブサイトにお仕事ページも作ろうと思いながら
このまま年を越してしまいそうな…。



今年は「とにかくやった」という年でした。
がむしゃらにやったというか、じたばたしたというか。

来年には何かが根本的に変わるような予感がしています。
うまく言えないけど。


不安なことやどうにもならないようなことが世の中には多いですが
せめて大人が、個人個人が、
しっかりと立って楽しんで、
「大人になるって楽しいぜ」ってこどもに思わせてげたいですね。












Nov 4, 2014

illustrations updated 2014/11/1




「銀河鉄道の夜から聴こえてくるもの〜ふたたび〜展」at silent music
出展した作品を2点アップしました。
思い出すとふわりと優しい気持ちになれる素晴らしい企画展でした。


(最新の個展の作品の下の位置にあります。)



昨日はトイピアノとおもちゃのタンバリンと、私が作ったお菓子の缶の太鼓で
娘二人と私、思いつきで演奏会がはじまりました。
娘のリクエストの曲を私がトイピアノで弾き、ふたりは各々にリズムをとって。

お姉ちゃんはまじめにトントントンと
次女はあちこち色んなところを叩いたり、めちゃくちゃに早く打ってみたり自由奔放に
太鼓の音にも性格が出るのでした。





Oct 31, 2014

illustrations updated 2014/10/30







ウェブサイトに今回の展示に出店した作品を、全てではありませんが掲載しました。
(画像の転載、無断使用はご遠慮下さい)
是非ご覧下さい。

http://mayko88.com/works.html




明日は娘の幼稚園の面接。緊張する…




Oct 22, 2014

「ふくらんだスカート、ピンク色の呪文」終了しました。


ご報告が遅くなりましたが、
個展「ふくらんだスカート、ピンク色の呪文」無事終了しました。
会場の様子を少しご紹介します。




個展会場の木木さんまでは鎌倉駅から歩いて10分。
布や糸などの手芸の材料を中心に、お洋服、本やCDまで、
店主さんが選んだまさに「選ばれし物たち」が揃う素晴らしいお店です。




入って右手の壁を中心に、ぽつりぽつりと店内に溶け込むように絵を飾りました。
このタイツ、可愛かったな…
在廊中物欲が刺激されるのが悩みどころ。




入ってすぐ、芳名帳の台に置いてあった銅版画は、
実は15歳の時に留学先のニュージーランドの学校で、美術の時間に描いたもの。
はじめのうちは言葉が喋れなくて、無口な日本人留学生だったのですが、
美術の時間に「この日本人は絵が描けるぞ」という感じで皆に認められた記憶。
嬉しかった。




ドレス。女の子は「選ぶ」ことが好き。




遠方まで(しかも週末は大荒れの天候の中…)足を運んで下さった皆様、
気にかけて下さった皆様、
そして木木の店主さん、本当にありがとうございました。
魔法に包まれたような2週間でした。

(ご購入して下さった絵は少しずつ発送していきますのでもう少々お待ち下さい。)





Oct 10, 2014

「スカートしか履きたくない」







個展開催前、今回のテーマについてのエピソードを少し書きます…と言いながら、
気がつけば個展終了まであと4日となってしまいました。

先週末も台風、今週末も台風、さて一体どうなってしまうのかしら。




「スカートしか履きたくない」
娘が言い放ったのはいつだったか、まだまだずっと小さい頃。
親が与えたわけでもなく、お姫様グッズとはむしろ縁遠い生活をしていたと思うのですが
長女は知らぬ間に「お姫様」になっていました。

スカートがいい。
ふわっと広がるスカートがいい。
ピンクがいい。
ピンクじゃなきゃいや。
リボンをつけたい。
カチューシャが欲しい。

娘の"girly"への憧れは留まるところを知らず。
はじめの間は、着替えのたびにあれこれ文句を言われるので
「もう面倒くさいなぁ…」と呆れていました。


ある日フレアスカートを履いていた私が、洗濯物を畳もうと床に座った時のこと。
「お母さん、もう一回やって」
娘が目をキラキラ輝かせ、憧れでぼうっとした顔つきで言いました。
「え?なんのこと?」と、私。
「今、座る時に、スカートが、ふわっ!ってなったの!」と興奮気味に娘。
空気を含んだ私のスカートが、しゃがみ込む瞬間にぼわっと広がったのを娘は見たのでした。
もう一度立ち上がって座り直すと
「いいな〜!いいな〜!大きくなったらこんなスカートが履きたいな〜!」
とくるくる回りながら大はしゃぎ。
その時の彼女の純粋な憧れの表情に、私は心打たれました。



大きくなっていくにつれ、きっと複雑な感情が目覚めてきます。
「女の子らしく」あることへの反抗、疑問、恥ずかしさ。
私は小学生の頃、スカートやピンク色を毛嫌いしていました。

「可愛いもの」「綺麗なもの」に真っ直ぐに惹かれる娘の姿を見ているうちに
たくさんの忘れてきたもの、引き出しの奥に仕舞い込んできたものを思い出しました。




絵の中にあるのは、子どもの頃の私の憧れ。
それから、大人の女性に憧れる子どもの姿への、
大人になってしまった私の憧れです。










Sep 11, 2014

「ふくらんだスカート、ピンク色の呪文」10/2-13 at 木木




個展のお知らせです。
10月、とても良い季節の鎌倉で個展を開催します。


「ふくらんだスカート、ピンク色の呪文」
 2014.10.2(木)- 13(月祝)
11:00-18:00 *火曜水曜定休 

ふくらんだスカート、白いレース、小花柄
気がつけば忘れていた愛しいものたちを、
また愛しはじめています。 

白いワンピースを着た幼い少女、
「女の子であること」へのまっすぐな憧れ。
そんな少女の物語の世界を描きました。 

木木との出会いもまた一枚のスカートの絵が運んできてくれました。
ふくらんだスカートは、どこまで連れて行ってくれるのでしょうか。


木木
 248-0014 神奈川県鎌倉市由比ガ浜2-8-7 大野ビル1階
地図

URL http://ki-gi.info/
MAIL mail@ki-gi.info

_________________________________

木木さんは、以前の場所から移転される際に
お引越しのご案内のお知らせ用にスカートの絵を描かせていただきました。
現在はウェブサイトのトップページやショップカードとして使っていただいています。

その頃から時を経て、
今こうやって個展を開けることをとても嬉しく思っています。
店主さんの選ぶ布やボタンや糸、アクセサリーやお洋服
はたまた本や音楽まで、どれも妥協なく作られたもの、
そしてこれから作られていくものばかりです。
是非お越し下さい。

また、これから個展開催まで数回に渡って、
個展に向けてのエピソードをいくつかご紹介できればと思っています。
どうぞお楽しみに。



「銀河鉄道の夜から 聴こえてくるもの 〜ふたたび〜」展









告知が直前になってしまいました。
銀河鉄道をテーマにした企画展に参加します。
銀河鉄道の夜は、読めば読むほどに色々なイメージが浮かんでは消え、
描いていて楽しくもあり苦しくもありました。
資料を調べてみたり、それらを忘れようとしてみたり。
宮沢賢治の文章を読んでいる時に、
頭の中に浮かぶぼんやりとした情景、とても美しいもの、
それらを絵に現すことがいつか出来るのか分からないけど、
今の自分に出来ることを精一杯絵にしました。


以下silent musicさんのサイトからの抜粋です。



(DMイラスト:イシイリョウコさん)


「銀河鉄道の夜から 聴こえてくるもの 〜ふたたび〜」展

日時: 9/13 (土)~21(日) 14:00~20:00 
場所: 東中野 
silent music
問い合わせ: shizukanaongaku@gmail.com 

宮沢賢治の珠玉の名作に寄せて Artistの皆様が灯す星の光り … 


<参加 Artist>
青の羊 /イシイリョウコ / 小山ゆうこ / 影山多栄子 / 金田アツ子 / かわい金魚 / 香凛 / 雲母りほ /くるはらきみ / keino glass /コトリ花店 / 咲野めえこ / タニガワマリコ/ Cherripom /とりごえまり/ 深瀬優子 / ふじやしおり / 松村真依子 /
村瀬夏子 /モトムラヒカリ / やまぐちめぐみ / 映像:Noriyuki Kenmotsu /


silent music

Aug 2, 2014

still summer









久しぶりにブログを開いてみたら、
前回の日記で「夏休み、どうなってしまうの?」と問いかけていた。
夏休みって、長い。

毎日今日はどこ行こうか、なにして遊ぼうか…と頭を巡らせる。
この人見知りが、ご近所のママさんに
「遊びませんか?」と連絡をとるくらいだから
もうこれは深刻で真剣な問題なのだ。「なにをして遊ぶか。」

今日はあっちの公園で水遊び、
今日はこっちの広場で自転車の練習、
試しに西荻窪のあそこに行ってみようか、今度は表参道?そんなの可能?
明日は河原に行こうか、いやいや暑過ぎるか。








家族で伊東に行ってきた。いつもながら突然に。
海でプカプカしたり砂遊びしたり、
慣れるまで引くくらい娘が泣いていたのは去年と変わらず。
海沿いの民宿のお風呂は解放的な絶景だが、目の前の海水浴場からこちらも丸見え。
旅の恥はかき捨てとばかりに堂々と眺めを楽しんでやった。

彫刻の森は好きな場所の一つ。
何度か行ったような気になっていたが娘たちと行くのは初めてだった。
シャボン玉の森やネットの森という、こどもは興奮間違いなしの美しい遊具でうちの姉妹もたっぷり2時間は遊んだ。
よじ登ったり、滑り下りたり、もうこんなところで遊べるようになったのかと、
ネットの向こう側からこちらに笑顔を向ける娘たちを見てついつい感動した。





私は私で俄かに絵を描く機会をちらほら戴き、
日中太陽の光と娘のパワーでへろへろに疲れた体をえいや!と持ち上げて
夜、もしくは早朝、せっせと絵を描いている。
体は疲れるが心が満たされて、結局は体の調子も整えられる。
絵を描くことが本当に好きだと思う。

蝉がもううるさいくらいの朝5時。
今日はなにして遊ぼうか。





Jul 13, 2014

days in summer


台風が過ぎて、梅雨は明けたのかな。
暑い日の昼間に娘たちと外で遊ぶと、体力が全て奪わて「あそぶ」以外何も出来ない。夏休みのこどもみたいだ。

夜は倒れるように眠り、朝4時過ぎ少し明るくなってきた空と一緒に目覚める。
べっとりした空気がまとわりついて爽やかな朝とは言いがたい。
気だるい身体を一生懸命動かして、朝の珈琲だけは一人で飲みたいのに、台所までの道のりが随分と長い。


公園で夫とキャッチボールしたら翌朝二の腕から肩にかけて筋肉痛。
運動不足がひどいね。でもキャッチボールは意外に楽しい。
「コントロール」がよく分からないから、投げる方向は出たとこ勝負だ。
1秒ほどの投げる動作の間に、いったいどうやってボールの着地点を調整しようっていうんだろう。
うっかりバスケ部に入った中学生の1年間を除いては、生まれてこのかた28年間、私は文系インドア派なのだった。






もうすぐ夏休み。娘たちとの毎日、いったいどうなってしまうの?

Jul 8, 2014

works updated



先日の企画展で描いた絵を、ウェブサイトのWORKSにアップしました。
是非ご覧下さい。



Jul 4, 2014

after the rainy days

大変遅くなりましたがウタカタカフェ「雨降り森のものがたり」終了しました。
お越し下さった皆さん、気にかけて下さった皆さん、
ウタカタカフェの夏さん、ありがとうございました。

今後は今のところ、
9月に企画展がひとつ
秋頃に個展をひとつ…という予定です。

もうずっと考え続けている絵本も、
そろそろちゃんと絵を描くなりラフを仕上げるなりしなくちゃ。
近々「雨降り森のものがたり」に出展した絵もいくつかアップします。





子どもは小さなきっかけで階段をポーンとひとつ飛び越えるように成長します。
近頃は次女がひとつ「こどもの階段」を上り、超絶イヤイヤ期に突入しています。
おみずを入れると、「牛乳がいい!」と言い、
「あっちのコップがいい!」「茶碗の位置が気に入らない!」
「パンケーキ切って!」「やっぱり自分で切る!」
「やっぱり切れない!切って!」「切り方が気に入らない!」
「食べさせて!」「やっぱり自分で食べる!」
…とまぁやりたい放題やっています。(こんなに喋っている訳ではありません)

長女のイヤイヤ期も、まだ小さい次女を抱えて、
泣きながら子育てしていた記憶がありますが、
長女は次女のように癇癪を起こしたりはしなかったな〜っと。
自我の芽生え方も人それぞれです。

鼻息荒めで娘を追いかけ回す毎日ですが
あと半年もすればきっと笑い話…だと願いたい、そんな日々です。



May 23, 2014

6月の企画展

6月、雨降りの季節かな?企画展に参加します。


ウタカタカフェ&ギャラリー企画展
「雨ふり森のものがたり」展

6/18(水)〜6/29(日)13:00〜19:00
くまのひでのぶ 
笹木芳夫 
とりごえまり 
中村まふね 
松村真依子 
やまぐちめぐみ ※敬称略)

企画展Facebookイベントページ
ウタカタカフェさん

あこがれの作家さんやまた会いたいなぁと思っていた作家さんとご一緒できるの、楽しみです。
森の絵、しゃんとして描こうと、真摯に描こうと思って。
緑の美しい季節です。
















May 12, 2014

i know nothing


絵を描こうとすると自分が如何にいろいろなことを知らないか痛感する。

日本の森に生えている木の種類
その木々の形
草花の名前と季節
動物の体の骨格
魚のひれの位置
鳥の顔
虫の飛ぶ姿


なんやこんなことも知らんのか…と一枚の絵を描く間に
何度も何度も気付く。何回も調べる。ネットや図鑑や手持ちの写真なんかで。
草花や木なら道ばたでも見られる。
じっと観察したり携帯で写真を撮ったりする。
でもいざ描こうとすると思い出せなかったりする。
写真を見返しても、自分の下手な写真じゃよく見えない。


「へたうま」と「へた」は違うみたいに
「型があっての型破り」みたいに
例えば丸く簡略化した花を描くとしたって
知らずに描くのと知って描くのでは雲泥の差があるに違いない。


ああ私ったら28年間いったい何を見て過ごしてきたんだろう。
何か見えていたんだろうか。何も見ていなかったのかもしれない。
描くってなんてすごいんだろう。
「こどもの目」というにはおこがましいが、
「こどものような目」を束の間思い出させてくれる。













May 6, 2014

toyama








ゴールデンウィークは富山にいた。

楽しいものがたくさんあった。
「山が笑う」ところを見て、
空に絵を描いたような立山連峰を見た。
夫のお爺さんが亡くなった時に見つかった古いアルバムを見た。
どれもこれもなんとなくしっとりと湿り気のある
不思議な富山の空気に満ちていて、とても綺麗だった。


夫が幼い頃に毎年参加していたお祭りをはじめて見た。
普段は寂れたシャッター通りが祭りにあわせて人で溢れかえった。
剃り込みを入れた青年、一升瓶片手に酒を勧めて回るおじさん、
はっぴを着て大人の顔をした少年たち。
地元の中学生がデート中のクラスメイトと遭遇したらしい。 
人混みの中すれ違いざまにきゃっきゃっと騒いでいた。

娘がりんご飴を欲しいと言って、姫りんご飴を買い縁日を歩きつつ食べた。
予想通り半分以上残して、私が真っ赤な飴と酸っぱいリンゴを食べた。

行燈は凄かった。いかにも血気盛んな若者が、よいやさ〜よいやさ〜と太い声で叫ぶ。
うまく聞き取れなかったけれど古い祭りの歌を皆で歌っていた。
大きくて美しい行燈が小さな町の細い商店街を練り歩く。
行燈を支える太い木の土台が歩く人を威嚇するように押し退けていく。
分厚いメガネにぽちゃぽちゃのほっぺの少年は、行燈に乗って誇らしげだ。


瑞龍寺も素晴らしかった。
このお寺はとても開放されていて、昔の台所や中庭、
坐禅の間なども自由に見て回ることができる。
私が行った日はお天気が良くそこここの戸が開かれていて
心地よい風と陽の光が寺中を駆け抜けていた。
贅沢に広々とした敷地にシンメトリーな構造。
すっと心の波風が鎮まるような気がした。
瑞龍寺の気風なのか、国宝の観光地だからか。
なんというか…英語で言う「オープンマインド」なお寺のように感じた。
お寺というのは本来そういうものなのかもしれない。



夫の故郷は私にとってなにもかもが新しい。
人も風習も風景も、肺に吸い込む空気でさえもどこか新鮮だ。
異国の地に来たように、初日に頭痛を患うのも富山への旅のお決まり。
そしてお察しの通り、ホタルイカや白エビや刺身は
間違いなく美味しかったのだった。




Apr 24, 2014

it is april










4月はバタバタと助走期間のような毎日。

娘が幼稚園に行き始めてからというもの、
今まで知らなかった喜びがたくさんあって、
こんなことに私泣いちゃうんだ、感動するんだって、
娘と私の新しい一面に日々驚いてる。


はじめて園バスに乗った娘を見送った日。
ピカピカ、空っぽのお弁当箱。
○○ちゃんと、○○ちゃんと…と次々にお友達の名前を教えてくれる娘。
そんなことにいちいち涙ぐんでしまう。


しかしまぁ新学期、大変なことは大変で、
「4月は母業に専念する」と3月から宣言していた通り、
毎日の送り迎えや不規則なスケジュール、あれやこれやでクタクタ。


洗濯物を取り込んだら、夕方の風から初夏の匂いがした。
もうすぐ5月。助走期間もそろそろ終わりかな。



Apr 18, 2014

works updated







個展「ポラーノの広場」で描いた絵を、
ウェブサイトにアップしました。ようやくですね。
ぜひご覧ください。






Apr 9, 2014

take a walk











暖かくなってから、娘たちとお散歩する機会が増えました。
というより、お天気の日はほぼ毎日です。

右に長女、左に次女、両手にモチモチのあったかい手を握りつつ
てくてく、あっあれなに?
てくてく、あっむしさんがいる!
てくてく、がさがさ(桜の花びらを蹴ったり集めたり吹きとばしたりする音)
てくてく、あっおはな落とした!(3歩戻る)


5分の道を20分くらいかけて歩く。
急ぐときは大変だけど、なにも用事のない春の日には素敵。
おかげで今まで知らなかった野花の名前をたくさん知りました。





Mar 30, 2014

the new start













個展「ポラーノの広場」が終了して早くも一週間が経ちました。
6日間、あっという間でしたが毎日がとても濃く、日に日に感謝の募る一週間でした。
たくさんの方にご覧いただきました。
ポラーノの広場を読んで予習してきて下さった方や、
展示会場に置いていた文庫本を片手に絵を見て回って下さる方、
たぶん一生飽きないからと言って絵を迎えて下さった方、
なんと言ってよいのか…とてもありがたく、そして身の引き締まる思いです。


同時期に開催していたウレシカ西荻オープン企画展「パーティ!」にも参加していました。
素晴らしい作家さんに囲まれて、
私の絵もいつもよりしゃんと立っていたような気がします。
とても楽しくて、しあわせで、
そしてウレシカとウレシカ店主ご夫婦の愛され具合が伝わってくる展示でした。
(展示の様子はこちらで→http://www.uresica.com/diary/


今はとにかく絵を描くこと、描いた絵を通して人に会うことが楽しくて仕方ありません。
今年はたくさん絵を発表していきたいですし、
本気で絵本について勉強して、子どもも大人も楽しめる絵本を作りたいです。
絵本に限らずいろんな媒体での絵に挑戦していきたいですし、
「ポラーノの広場」に絵を付けてみたことで
改めて文章に絵を付ける楽しさも感じました。
あんな絵も、こんな絵も描いてみたい、
あんなお話を作ってみたい、こんなお仕事もしてみたい。


「描き続けて下さい。」
と、個展期間中に何度か声をかけていただきました。
描き続けることだけは自信があります。
これからもまた絵を描いていきますので
どうか見守っていて下さい。







海産鳥類卵採集のために八月三日より二十八日間イーハトーヴォ海岸地方に出張を命ず。
「ポラーノの広場」宮沢賢治 より