Apr 29, 2017

「わたしのなかの少女が永遠を奏でる」at silent music 終了しました。



silent musicさんにて、
企画展「わたしのなかの少女が永遠を奏でる」
先週無事終了しました。
お越し下さった皆様、ありがとうございました。


水彩で描いた作品を出展、
そして1年前の東京の個展で制作した「あかるいところ」という手製本の絵本を販売しました。

水彩を使い始めて2年程経つでしょうか。
今は気分や題材によって、油彩、水彩、オイルパステルなど使い分けていますが
最も力を抜いて表現出来るのは水彩かもしれません。(今のところ)

思考を最もダイレクトに紙の上に置けるのが
私にとって今は水彩で、
それを今回の展示では受け入れていただけたような気がしています。



この頃気付いたことがあります。
私は絵本の読者として自分の娘をいつも思い描いていたつもりですが、
どうやら違うようです。
本当のところ、私は「子どもの頃の私」に向けて作っている。
そう考えるとしっくりくることが沢山あって。
そうかそうか、私の中に居る子どもの私を満足させたいんだな。
(インナーチャイルドとかそういうこととも違います)


子どもの私の厳しい目を信じて、
好きなものをどんどん描いていきたいなと思います。






Apr 18, 2017

4月



前回の日記から、今に至るまでいろいろなことがあったはずなのに、
ただただ忙しく、振り返る余裕も無かった。そして4月。


長女が卒園。
春休みには家族ではじめての沖縄旅行。今までで最も長く、最も遠いところに行った旅。
そして私の父の退職。照れながらも、帰宅する父を拍手で出迎えた。

それらのことがもうずっと昔のことのよう。
4月、長女が入学。
ランドセルを背負って入学式に向かう1年生たち、
ピッカピカ!とはこのことか!と、
本当に丸ごと、人間ごとピッカピカの新品みたいな子どもたちでした。


それからは、
毎日ひたすら朝昼晩ご飯を作り(給食がはじまらない)
送り、迎え、提出物、持ち物の名入れ、保護者会、公園遊び、自転車の練習、
毎日毎日毎日毎日、
それはもう、時間と期日とご飯のことと、
力を持て余した娘たちとの午後の過ごし方ばかり考えている日々。

今週から給食がはじまりますので
やっとほんの少し息抜き、できるかな…






子どもたちがもっともっと小さくて、
子育てが本当にキツくて、
たぶん病院に行けば産後鬱とか育児ノイローゼとか言われたであろう頃、
何度か知人にカウンセリングをしていただいたことがあって大変に救われた。

その時に、いろいろと優しい言葉や実際的な助言もしていただいたのだけど、
確かポロリと会話の隙き間に言われた一言をよく覚えている。

「心からそうしたい、という時には、なにもかも捨ててでもそうするからね」

例えば海外をひとりで旅したいだとか
思う存分絵を描きたいだとか
自分で自分の予定をコントロールしたいだとか
あれこれできないことを並べるのは簡単だけど
どれも本気でやろうと思えばできること。ただやろうとしないだけ。
本気で願っている訳じゃない。


それと同時になんとなく、
そう遠くないうちに生活をガラリと変えたいような、
ものすごく勘でしかないけど、そんな予感があって、
その時が来たら遠慮なく、変えて行きたいなと思ってる。