Oct 31, 2014

illustrations updated 2014/10/30







ウェブサイトに今回の展示に出店した作品を、全てではありませんが掲載しました。
(画像の転載、無断使用はご遠慮下さい)
是非ご覧下さい。

http://mayko88.com/works.html




明日は娘の幼稚園の面接。緊張する…




Oct 22, 2014

「ふくらんだスカート、ピンク色の呪文」終了しました。


ご報告が遅くなりましたが、
個展「ふくらんだスカート、ピンク色の呪文」無事終了しました。
会場の様子を少しご紹介します。




個展会場の木木さんまでは鎌倉駅から歩いて10分。
布や糸などの手芸の材料を中心に、お洋服、本やCDまで、
店主さんが選んだまさに「選ばれし物たち」が揃う素晴らしいお店です。




入って右手の壁を中心に、ぽつりぽつりと店内に溶け込むように絵を飾りました。
このタイツ、可愛かったな…
在廊中物欲が刺激されるのが悩みどころ。




入ってすぐ、芳名帳の台に置いてあった銅版画は、
実は15歳の時に留学先のニュージーランドの学校で、美術の時間に描いたもの。
はじめのうちは言葉が喋れなくて、無口な日本人留学生だったのですが、
美術の時間に「この日本人は絵が描けるぞ」という感じで皆に認められた記憶。
嬉しかった。




ドレス。女の子は「選ぶ」ことが好き。




遠方まで(しかも週末は大荒れの天候の中…)足を運んで下さった皆様、
気にかけて下さった皆様、
そして木木の店主さん、本当にありがとうございました。
魔法に包まれたような2週間でした。

(ご購入して下さった絵は少しずつ発送していきますのでもう少々お待ち下さい。)





Oct 10, 2014

「スカートしか履きたくない」







個展開催前、今回のテーマについてのエピソードを少し書きます…と言いながら、
気がつけば個展終了まであと4日となってしまいました。

先週末も台風、今週末も台風、さて一体どうなってしまうのかしら。




「スカートしか履きたくない」
娘が言い放ったのはいつだったか、まだまだずっと小さい頃。
親が与えたわけでもなく、お姫様グッズとはむしろ縁遠い生活をしていたと思うのですが
長女は知らぬ間に「お姫様」になっていました。

スカートがいい。
ふわっと広がるスカートがいい。
ピンクがいい。
ピンクじゃなきゃいや。
リボンをつけたい。
カチューシャが欲しい。

娘の"girly"への憧れは留まるところを知らず。
はじめの間は、着替えのたびにあれこれ文句を言われるので
「もう面倒くさいなぁ…」と呆れていました。


ある日フレアスカートを履いていた私が、洗濯物を畳もうと床に座った時のこと。
「お母さん、もう一回やって」
娘が目をキラキラ輝かせ、憧れでぼうっとした顔つきで言いました。
「え?なんのこと?」と、私。
「今、座る時に、スカートが、ふわっ!ってなったの!」と興奮気味に娘。
空気を含んだ私のスカートが、しゃがみ込む瞬間にぼわっと広がったのを娘は見たのでした。
もう一度立ち上がって座り直すと
「いいな〜!いいな〜!大きくなったらこんなスカートが履きたいな〜!」
とくるくる回りながら大はしゃぎ。
その時の彼女の純粋な憧れの表情に、私は心打たれました。



大きくなっていくにつれ、きっと複雑な感情が目覚めてきます。
「女の子らしく」あることへの反抗、疑問、恥ずかしさ。
私は小学生の頃、スカートやピンク色を毛嫌いしていました。

「可愛いもの」「綺麗なもの」に真っ直ぐに惹かれる娘の姿を見ているうちに
たくさんの忘れてきたもの、引き出しの奥に仕舞い込んできたものを思い出しました。




絵の中にあるのは、子どもの頃の私の憧れ。
それから、大人の女性に憧れる子どもの姿への、
大人になってしまった私の憧れです。