Oct 17, 2013

three primary colours


久しぶりに絵について。

油絵具を使い始めて10ヶ月程。
たぶんちゃんと勉強した方から見れば「なんだそれ!」って、
口をあんぐりするような使い方してるんだろうなあ・・・と思いつつ、
私としてはとても楽しいのです。

昔から絵の具の色数は揃えず混ぜて作る方が好きです。
だんだんと色を使うようになってきたこの頃も、
大体パレットの上に出す絵の具の色は5、6色。


くすんだ色が大好きな私は、油絵具でいうところの、
「ローズマダー(深い赤)」
「ウルトラマリン(濃紺)」
「イエローオーカー(黄土色)」
を基本にして色を作ることが多く、元々の色の明度が低いので、
出来上がる色もおのずと大好きなくすんだ色になります。


モノトーンの脱却からはじまり、色を使うことになんとなく慣れてきた今、
最近は鮮やかな色、明るい色を使うことを自分へのテーマと課しています。
課す、と言うより、そういう気分だと言った方がいいのかもしれない。
「ピュアレッド」
「コバルトブルー」
「パーマネントイエロー」
新しい三原色を基本にして絵を描いてみると、
慣れ親しんだ世界から少し外側へ踏み出したような気持ち。

また新しく描けるものが広がって行けばいいな。
少しずつ自由になってる。




ROSE MADDER

ULTRAMARINE

YELLOW OCHRE

PURE RED

COBALT BLUE

PERMANENT YELLOW





Oct 13, 2013

a new home

嬉しいので書かせて下さい。

まず作業台を大掃除しました。
いろんな箱やかごに、その場その場でいい加減に物を片付けていたら、
どこになにがあるのかさっぱり分からなくなってきて、
同じ物をいくつも買ってしまったり、
探すのが億劫で使いたい道具を我慢したりしていました。

これではいけない!モチベーションが上がらない!と一念発起、
机の下に詰め込まれた画材、紙、本、その他色々を全部引っ張り出して、
いらない物を捨て、紙物はやっぱり捨てられないのでちゃんとソートして。

先日ひとりで出掛けた時にFound MUJIで買ったコシャーさんの箱も、
片付ける気持ちを盛り上げました。
今までA4サイズ以上の紙の整頓に苦心していた私ですが、
コシャーさんの箱A3サイズにより、すっきりと納めることが出来ました。
これでもういざ使おうとしたら角が潰れていてガッカリなんて事にならない。

ずっとカーテンのなかった窓には布をかけました。
主に暗い時間が作業時間の私にとっては実は重要です。
古いマンションなので、二重窓の内側の窓が模様ガラス。(あまり可愛くない…)
夜の暗闇の孤独感は、なぜか磨りガラスを通して見るとより身に染みます。
これからは、夜も温かい気持ちで机に迎えるような気がする。というと大袈裟かも知れない。







そしてもうひとつ、こちらの方が大きなことかもしれませんが、
今までmaykoという作家名で活動していましたが、徐々に本名に戻しています。
9月以降にお仕事した媒体ではクレジットも本名に。
それに合わせてホームページのhomeもちょっと新しくしました。
松村真依子 illustrations & picture books






先日の新月は5月末の新月に起こったことを反映するという話を聞きました。
私はその頃何をしていたかしら?を振り返ると、
ちょうどウレシカさんでの個展を終え、
さあこれから絵本やファイルを持って外に出て行こうと思っている頃でした。
それから気がつけば5ヶ月弱経った今、その頃とあまり状況は変わっていないのですが、
名前やウェブ、ファイルを一新して、また外に出て行こうとしている自分がいます。
とはいえ、娘たちはよく熱を出すし、長女は幼稚園の面接が迫ってきているし、
なにかと自分の作家活動に専念する訳には行かない日々ですが、
そうやっていろんなことを、少しずつ、
バランスを取りながら進んでいくのが今の私の歩み方なのだろうと思います。





Oct 8, 2013

great sister




3歳と1歳の娘たち。

1歳半しか違わない彼女たちですが、とても仲良し。
おしゃべりなお姉ちゃんが妹になにやらぺらぺらお話、
すると妹も宇宙語のような言葉を並べて雰囲気で返事、
なんとなく二人の間で会話が成り立っているのが不思議。

次女は夏頃に奈良の実家に一週間ほど滞在したのを境に、
内に秘めていた言葉が爆発、どんどんお喋りを始めた。
語尾が母音だけになってしまうのが癖のよう。
「だいじょうう〜?」
「ごはんできたお〜!」
そんな喋り方が可愛くて、私も真似して「ご飯、出来たおー!」って言っちゃう。

甘えたい時に耳たぶを触るのが好きで、
片手を自分の耳に、もう片方を私の耳にもっていって、
そして口はおっぱいを飲んでいた頃の名残でなんかもぐもぐしている。

同じ頃の長女を思い出すと、こんな風に赤ちゃんの名残を残すことなく、
もうすっかりお姉ちゃんだった。
というか、お姉ちゃんになるしかなかったんだね。
次女が生まれて一週間はばあばの元で私のいない生活だったし、
退院してからも私は次女の世話に必死で、
長女と遊ぶ余裕なんてなかったように思う。
あの時は気付けなかったけど、
平気そうな顔をして寂しい思いもたくさんしてたんじゃないかな。


次女1歳9ヶ月。


長女が1歳9ヶ月の頃。貫禄が違う。





このところ松村家では風邪が流行っていて、
いつも誰かが咳をしている。
昨晩は、姉妹が熱や咳に起こされることなくぐっすり寝られて、
私も明け方から書き物をしたり絵を描いたりすることが出来た。
そうして5時半頃、久しぶりに綺麗な朝焼け!
早くみんなでお外で遊べるといいね。