Feb 12, 2014

little artist


どの子どももそうであるように
うちの長女はときどき詩人。

雪の降る日、
「ねぇおかあさん、
 くもにもゆきはつもってる?」って聞くから
「雪は雲から降ってくるから、
雲の上には積もらないのよ」って答えたけど
雲に雪が積もっていたら、それはとても素敵だな。







またある時
ほんの少し思い通りに行かないことがあって
わんわん泣いている妹に、
「あのねアカネちゃん、そんなに泣いたらね
 おみずがいっぱいになって、
へやがおみずだらけになって
 おぼれちゃうよ、くるしいくるしいってなるよ」
と長女が言いました。
まぁそれは大変。不思議の国のアリスみたい。



早朝まだ娘たちが眠っている頃、
シャガールの画集を引っ張りだして開いていました。
朝起きて来てソファに置きっ放しの画集を見て
「これなあに?」と長女。
これはシャガールっていう絵を描く人の本だよ、と私が言うと
娘は重たい本を膝にのせて、
絵本をめくるようにお話を語り始めました。
おっぱいがね…ウシが…おそらを…
朝ごはんを作りつつ娘のお話を聞いてふふふと笑っちゃう。
この子、天才かも…なんて親バカだけど
いつまでも、いつまでも
素敵なお話を作り続けてくれるといいなぁ。








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