Oct 13, 2016

しょんぼり


何がキッカケと言う訳ではないのですが
しょんぼりする日もあります。

小さなことにはウジウジするくせに
大きなことには根拠のないポジティブ(テキトーとも言う)な私なので
地味にコツコツ続けている作家活動も
普段は「長く続けていればなんとかなるさ〜」という感じです。

が、たまに、"極々"たまに、
こんなことやっていて意味あるんだろうか?
という気持ちになることがあります。
お天気のせいだったり、体調のせいだったり、
理由があるとしたらまあ単純なことです。

で、そういう時は大抵ツイッターでどうでも良いことを呟いたりしてしまいますが、
たまにはそんな気分も日記に残しておこうと思いました。



学生の頃は「どうやれば人と違う絵が描けるのか?」ということに意識が向いていて
いろんな画材や紙、描き方を試して、ああでもないこうでもないとやっていました。
それで少しだけ評価していただいたり、素敵だねと言ってもらえたりして、
ますますその画風にこだわっていくうちに、
だんだんとそれに縛られて描きたいものが描けないことに気付いてきました。
例えば星降る海、異国の街、ファンタジックな非日常は表現できても
シンクに皿が溜まって、子どもが這い回り、座布団やテレビのある日常が表現できない。
自分に子どもが生まれて、生活することと自分自身が深く繋がるようになって、
やっぱり身の内にあるものを描きたくなるのか、
日常の延長線上にあるものを作りたくなってきました。

するとだんだん、何で描くかよりも、何を描くかの方が大切になってきて、
それはつまり、より一層自分の内側を曝け出すような作業になってきます。
更に画法が普遍的になると、そのような技術を持つ素晴らしい作家はごまんといるという事実に直面する訳です。自分の平々凡々さを再認識。


しかしただただ好きでやってるんだもの、
あれこれ意味やら成果やらを求めても仕方ない訳です。
それは後々に付いてくるかもしれないものなのです。
一生をかけて好きなもの、追いかけられるものがあることってなんてラッキーなんでしょう。そのように思うのも事実です。

というか、やっぱりお天気、それかお腹が冷えているんだな、きっと。
そんな日記でした。おしまい。




No comments:

Post a Comment