Apr 12, 2016

乾杯


長い間描いていた絵本の原画が今日描き上がりました。たぶん。
それはつまり長い間編集者さんをお待たせしていたということですので
本当にすいませんでした…

まだ本の形になるまではこれからですけど
とにかくちょっとホッとしています。

本が出来上がった=刷り上がった瞬間って、
達成感よりも緊張と不安が大きいのかな…って
少ない経験ですが思っています。

なのでひとまずここで。
一人でカンパーイ。






Apr 11, 2016

妖精の家



先日フライングタイガーに行った時のこと。
お値段も安くそこそこ可愛いので、
ついついあれもこれも…と手が伸びるのですが、
そこはひとり1個ずつと決めて
私は何かの時のためにと虹色のガーランドを買い、
娘たちは家の形をした箱を買いました。

家に帰って、早速箱に色を塗ったり、折り紙を貼ったり、
窓やドアを切ったり(私が)、
あれこれやってオリジナルのお家が完成しました。

すると長女が「妖精のおうちよ!」と言い、
次女も「そうよ!妖精のおうち!」と言う。
可愛いなぁとその時は笑っていたのですが、困ってしまったのは夜です。



寝る前になって、娘たちは机の上に箱を並べて
「どうか妖精さんが来てくれますように」と手を合わせるのです。
「こんなに可愛いおうちだもん、きてくれるよ」
「妖精さんきっといるよ」
と姉妹で盛り上がっている。
後ろでは「ええええ〜…」と心の中で冷や汗ものの私。

なんとかして妖精がいると信じさせてあげたい、
でも下手なことをしてお母さんがやったとバレたら最悪。
それに大掛かりなことをやって、もし本当にいると思い込んでしまったら…
妖精伝説に付き合い続ける、もしくは決着をつけられる自信もない。
葛藤の末、ひとまず箱の中にミモザの花と小さい葉っぱを数粒、散らしてみることにしました。
妖精?いや違うかも?という、グレーゾーン狙いの作戦です。




翌朝、
「あれー妖精さんいなーい!あっでもお花がある…なんで?」
と長女。
「妖精って人間に見られちゃいけないんでしょ?
 ちょっとお邪魔して帰ったんじゃない?」
と私。



結局その後数回そのようなことが続き、
妖精の家は徐々に娘たちの中で忘れ去られていき、
今はごっこ遊びの道具になっています。


今回妖精になりきれなかった私は
「サンタクロースってのは良くできているな…」と
妙なところに感心したのでした。





Apr 10, 2016

野の花展 at watagumo舎









watagumo舎(高松)にて、野の花展に参加しています。
東京の企画展でご一緒したことのある作家さんと
遠く高松の地で作品同士が再会していたり、
SNSでやりとりしたことのある作家さんと出会っていたり。
もちろん行ったことのない土地の会ったことのないお客さんにも「はじめまして」。
なんだか「私の代わりに皆様にご挨拶をよろしくね」と
自分が描いた絵に言いたい感じです。


野の花展ということで、今回は
気まぐれに描いた絵手紙のような原画をお送りしました。
気まぐれに咲いた野花で作った花束を、空き瓶に活けるみたいに。


絵画、雑貨、お菓子など多岐にわたるモノが1つの空間に在って
きっと楽しい展示なんだろうな〜と思いを馳せています。
実は四国の地を踏んだことがないので、いつか行ってみたいな。
お近くの方は是非。

watagumo舎さんのこちらのページでは、
静物ぶつぶつの原画や絵本なども取り扱って下さっています。
是非ご覧下さい。



Apr 9, 2016

個展「あかるいところ」終了しました




大阪は天満橋のGallery SPOONさんで開催していました
個展「あかるいところ」が昨日終了しました。
お越し下さったみなさま
気にかけて下さったみなさま
お世話になったギャラリーの方々、ありがとうございました。


実は展示のお話をいただいた当初は
今年発売予定の絵本の原画展をさせていただく予定でした。
ところが急遽春の発売が難しいということになって、展示期間に間に合わなくなり
「それならオリジナルの、描きたいものを好きなだけ描こう!」と
準備期間は約ひと月という期間で、
ぶわぁー!っと描き上げた作品たちでした。

普段の個展では数ヶ月前から描き始めるのが当たり前なので
できるのか?という不安も少なからずありましたが
とにかく、描きたい!に引っ張られたのだと思います。

実際、今までは完成系をイメージしながら描くことが多かったのですが
今回は葉っぱを一枚、花びらを一枚、文字をひとつ、
画面の上にとりあえず描き始める
それから先のことを考える、という風に描いていって、
予定調和でない絵を描くこともできるんだな、
それってすっごく楽しいな、って
毎日描くのが嬉しくて仕方なかったです。


本当にありがとうございました。
そしてもしかしたら東京でも
こっそりとこの絵を展示できるかもしれません。
そのときはまたお会いできますように。





小さなこどもたちが あかるいほうを向いて 生きていけますように




Apr 8, 2016

奇跡の相思相愛期

黄金期。
今私たち母娘は黄金期を迎えています。
奇跡の相思相愛期間とも言えます。



私はずっと娘たちのことは好きです。もちろんです。
ただ赤ちゃんが親を請う気持ちはもう絶大。
常に強く求められているというのは
しあわせな反面、ときどきしんどいものです。
正直に言うと、娘達がいわゆる”乳児”だったころ
私と子ども、どちらが相手に対する愛情の度合いが大きかったかといえば
きっと子ども→私の方だったと思うのです。


で、今ですが
私は今の娘が今までで一番大好きです。
そして今後もっと好きになって行くんだろうという予感がしています。

私はSNSなんかでもときどき口にしていますが
「今が一番可愛いときね」という声かけ、
赤ちゃんを抱いているとご年配の方などによく言われることですが
あれは個人的には違うなと思っています。
一番世話をかけるのは赤ちゃんのころでしょう。けど、
一番可愛い…ってそんなことない!
私は、
人らしく真剣に考えこんだり、
何かに対して怒ったり、
テレビを見てゲラゲラ笑ったり、
失敗して泣いたり、うまくいってはにかみながら喜んだりしている子どもが
愛しくって面白くって仕方ないのです。
一生懸命、全力で生きて思考する小さな人。本当に愛おしい。


話は逸れましたが
私は娘たちが大好きで、娘たちもまだ私を好いてくれている
相思相愛です。


さてそしてこれから。
きっと娘たちは急速に私の元を離れて行くんだろうと思います。
今でも「おかあさん、今はこないで」という瞬間が長女にはありますし
自分の経験からも知っています。
相手にされなくなっていくんだろうなぁ。寂しくも嬉しいことですね。


今だけの奇跡の時間を目一杯楽しみたいなと思うこのごろです。





Feb 26, 2016

個展「あかるいところ」at Gallery SPOON 大阪






個展「あかるいところ」
あおいろちゃんも あかいろちゃんも
ひかりがなければ はいいろです
あかるいほうへ いきたいな
あかるいほうを みてたいの


個展のお知らせです!
3月末から大阪にて個展をします。
最近すっかり楽しくなった水彩で描いた絵をはじめて展示します。

個展「あかるいところ」
2016年3月28日(月)〜4月8日(金)
11:00〜19:00(最終日は17:00)
※土日はお休み

大阪市中央区釣鐘町2-3-17 ベルハウス
tel: 06-6943-1166



是非お越し下さい!




Feb 23, 2016

2016 the first diary




あれよあれよと言う間に2月も残り少し。
気がつけば3ヶ月以上もブログを放ったらかしていたのでした。

申年に合わせて「長靴下のピッピ」の絵を描いたのですが
結局年賀状には間に合わなかったし、寒中見舞いにはそぐわない。
なんだかいろんなことが遅刻気味で、
それでもなんとかやっています。


年が明けてから何があっただろう…と振り返っても
うーん、特別なことはなにもない。
歯医者さんに通い始めたり
ずっと気になっていたことで眼科に行ったり
娘がインフルエンザにかかったり
子どもの打ち忘れていた予防接種が発覚して慌てて受けに行ったり…
「とにかく病院にたくさん行った」ということくらいです。



今年は(と言ってももうすぐ3月ですが)
「人に優しく。」
それから、
「会いたい人には会いに行く。」
そして、
「正直に。」
をテーマにしていきたい、というか、しております。


作家としては春と秋に関西で個展を、
夏?に新作絵本を出版予定です。

なにとぞなにとぞ。